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2017年4月30日
「ラプロス」のセミナーに行ってきました~
猫の慢性腎臓病の治療に少し光が見えて来たようです。
東レが開発した薬「ラプロス」。
猫の慢性腎臓病は
病理組織学的にみてみると
間質の線維化と炎症が主体となっており
この間質の線維化が
腎機能低下に最もよく関わっていることが分かってきました。
腎線維化プロセスを防ぐことが出来れば
腎機能の低下を抑制できるのではないか
ということで出来た薬が「ラプロス」です。
ラプロスは
猫の腎臓の血管を拡張したり
炎症を抑えたりして腎臓の線維化を抑制してくれる薬なのです。
とても良い薬だと思います。
ただし
良い薬であることは間違いありませんが
使い方にいくつか気になる点があり
すべての慢性腎臓病の猫に使えるというわけではなさそうです。
また
犬には対する効果はあまり期待出来ないようです。
いずれにしても
使用するにあたって
事前に主治医とよくご相談されることをおすすめします。